家具は一度購入するとなかなか買い替えないものです。
■まずソファは掛けゴコチが第一です。
ソファは眺めているだけでは本当のよさはわかりません。ソファは家でゆったりくつろぐためのものです。だから、お店でもお部屋でリラックスするときのような姿勢で、実際に靴と上着を脱いで座ってみましょう。
普通に腰掛ける、深く座ってゆったりもたれてみる、横向きに座って脚を投げ出す、あぐらをかいてみる、ゴロンと横になってみる。いろいろな姿勢で座り心地を確かめて、あなたの暮らしにしっくりなじむソファを見つけてください。
■デザイン
ソファの形状は単にデザインの違いだけではありません。
ソファをどう使いたいかによって異なるのです。家族でくつろぎたい、ふたりでゆったり座りたい、小スペースにコンパクトに置きたいなど、どう使うのかはさまざま。
大きく分けて下の4つのパターンが考えられます。それぞれによい面もあれば使いにくい面もありますが、役割を認識した上で、自分の暮らしに合ったソファの使い方を考えて、形を選ばれることをおすすめします。
【背もたれと肘掛けがほぼ同じ高さのデザイン】
寝ころぶにはちょっと窮屈だけど、アームを背もたれがわりにして座ることもできます。
【肘掛けが背もたれよりも低いスタンダードなデザイン】
ふたりでもゆったり座れたり、ごろんと横にもなcれるので、かなりのリラックス感を味わえます。
【肘掛けがないデザイン】
場所をとらないので、小さなスペースでも壁につけたりしてコンパクトに置くことができます。
【L字型のデザイン】
家族でゆったりくつろぐのにぴったりで、ホームパーティなどでも活躍します。分割して使うことも可能。
■素材は本革張りにする、それとも布張り?
ソファの張り地に使われる素材は、本革(牛革が中心)、布、合成皮革があります。もちろん好みにもよりますが、それぞれにメリットとデメリットがあるので、まずは、素材の性質をよく理解してください。
暮らし方に合うのはどんな張り地なのかが、きっと見えてくるはずです。スウェードのような質感の新素材マイクロファイバーも見逃せません。
【レザー】
[メリット]
1.新品の革特有の硬質な質感も、使い込むうちに柔らかみが増し、味わい深さが出てくる
2.鞣し技術の進歩で質感がよくなり、色バリエーションも豊富
[デメリット]
1.しっとりとした上質なものほど、お手入れも念入りに
2.湿気、乾燥、高温に弱いので、壁から少し離す、直射日光を避ける、ヒーターの前に置かないなどの注意が必要
【ファブリック】
[メリット]
1.生地の色柄だけでなく、テクスチャーも種類が多く、選択肢がとても幅広い
2.カバーリングタイプなら、取り外してクリーニングすることも可能
[デメリット]
1.汚れが落としにくく、シミなどになりやすい
2.ホコリなどを吸着しやすいので、不衛生にしておくと、カビやダニが発生する場合があるので注意しましょう
ソファに関するお問い合わせでいちばん多いのが、レザーソファのお手入れのこと。一見ケアがむずかしそうな革ですが、実は思っているほど手がかからないものなのです。お問い合わせの中で特に多かった質問にお答えします。
革製品は、製造されたときからもう劣化がはじまっています。ですから、ソファが家に到着したら、まずビフォア・メンテナンスをしましょう。方法はカンタン。革専用のプロテクションクリームをソファ全体に塗っておくだけ。見えない薄膜が、汚れやシミなどのトラブルから革を守ってくれるのです。
お部屋に舞うチリやホコリはソファの上にも積もっています。革も呼吸していますから、こまめに掃除機で表面のホコリを吸い取ってあげましょう。その後で乾拭きをする場合は、柔らかい布でやさしく拭いてください。強くこすると革の表面を傷つけ、汚れを毛穴の奥に押し込むことになるのでご注意を。
靴クリームやミンクオイル、化学ぞうきんなどはシミや変色の原因になるので厳禁です。半年に一度は、クリーナーで汚れを落とし、プロテクションクリームで栄養を補給してあげてくだい。レザーソファ専用のお手入れキットをご用意しています。
■サイズバリエーション
お部屋に最適なソファを選ぶために、スペースとのバランスがよいサイズを知ることです。そのために、まずはお部屋のサイズを正確に測ってみましょう。
ソファの位置を決めたら、まわりの家具やドアの開閉スペース、そして人が通るスペースも確保できるように考えてみてください。意外と見落としがちなのが、搬入するための経路の確認です。
お部屋に入らない!なんてことがないように、廊下や室内の曲り角もチェックしておきましょう。
お部屋全体のサイズを測ったら、具体的にイメージしやすいよう、図を描いてシミュレーションしてみてください。
大切に使えばずっと付き合える家具ですから、あせらずにじっくり選んで、あなたのベストソファと出逢ってください。
- 2011年01月26日
- ソファ
コメントを残す