日本の工業デザインの草分けで文化功労者の柳宗理(やなぎ・そうり、本名=むねみち)さんが25日、肺炎のため死去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
東京都出身。昭和13年に東京美術学校(現東京芸術大学)洋画科卒業後、21年から工業デザイン研究を始め、28年に柳工業デザイン研究会を設立。
決して奇抜ではない、シンプルで使い手の側に立った作品で知られ、息の長いプロダクトであり続けている。代表作にチョウの羽の形をした椅子「バタフライスツール」はあまりのも有名。同作品はニューヨーク近代美術館の永久コレクションに選ばれた。
普段使いの食器から、札幌五輪の聖火台、関越自動車道・関越トンネル坑口まで幅広い分野を手掛けられました。
昭和56年に紫綬褒章、平成14年に文化功労者。
- 2011年12月26日
- 日記
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