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ライオン・ギャッベ

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カシュガイ族がオリジナルで織り続けてきた非常にユニークかつ、アート性の高いデザインのひとつが「ライオン」紋様のギャッベ。ライオンの絵柄は、王の象徴とされ、豊かな財力・強靱な肉体・深い知恵・強大な権力の象徴とされています。
「ライオン・ギャッベ」の模様は実に多様で、今にも襲いかかりそうな迫力のあるライオンがいるかと思えば、非常にひょうきんとも思える人間の顔をもったライオンなど、とうていライオンとは思えない絵柄もある。
カシュガイ5部族のうち、ダルシェリ族と、シシブルキ族が織る「ライオン・ギャッベ」が特に有名で。部族ごとに特徴あるライオン柄が存在します。現在は彼ら遊牧民が住む地域にライオンがいないにもかかわらず、見たことのないライオン柄をずっと伝承し続けているのも、興味深いところです。
実は、現在のような世界的なギャッベのブームのきっかけがこのライオンギャッベであったという興味深い話があります。1970年代、アメリカで開催された「ライオン柄のギャッベ展」は大成功を治めたそうです。それをきっかけに、アートのコレクターたちが、ギャッベの収集を始め、いわゆるインテリ層の人たちを中心に、世界中でギャッベそのものの芸術的なセンスに注目が集まり、現在のようなブームにつながっていったと言われています。
イベント< アートギャッベ >200枚展開催まであと11日です。お楽しみに!
【予告】 2012年新春<アートギャッベ>200枚展開催決定!
【期間】 2012/1/7(土) ~ 1/15(日)
【場所】 和田山竹田家具ギャラリーコーナー
【営業時間】 10:00~18:30 (イベント期間中、水曜日は営業致します。)

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