スタッフブログ

「カリモク家具」さんが2012年のミラノサローネに出展を行います!

当店取り扱いの国産家具メーカー「カリモク家具」さんが2012年4月イタリアミラノで行われる「国際家具見本市ミラノサローネ」の2つの会場でエキシビションを開催します。市内のギャラリーを会場にインディペンダントなエキシビションを行うKARIMOKU NEW STANDARDに加えて、本会場では、フロアに合わせて樹種が選べるプレミアムオーダー、座り心地研究から生まれた椅子、2011年春に国内での発売をスタートした新ブランド「HARU」を世界に向けてお披露目します。
12-002-02.jpg
【KARIMOKU NEW STANDARD ミラノサローネ2012】
KARIMOKU NEW STANDARDは、日本を代表する木製家具メーカー、カリモク家具より2009年にデビューしました。国内外の気鋭デザイナーのアイデア、創業70余年の歴史が培った家具製作のノウハウと革新的な技術によって生み出すアイテムは、一過性の流行やステイタスでは終わらない、「日常」の暮らし溶け込む「スモールオブジェクト」。世界中のどんな空間にも、どんな生活スタイルにも取り入れることのできるアイテムです。
イタリア・ミラノで毎年4月に開催される世界最大規模のデザインの祭典、ミラノサローネ。
KARIMOKU NEW STANDARDはミラノ市内のギャラリーを会場に、世界へ向けて3度目のエキシビションを行います。
テーマは「日常」
KARIMOKU NEW STANDARDは2010年、2011年のミラノサローネで”家具が置かれる「日常」”をテーマとしエキシビションを行ってまいりました。
新しいコレクションの発表はもちろん大切です。それと同時に、私たちが生み出すアイテムが日々の生活の中に入り込み実用的に使われる道具として、また、時間を共有し空間を豊かにするものとして、来場者に想像力をもって、それぞれの日常と重ね合わせて感じてもらえることがとても重要に思えます。
今年の会場には、ミラノ市内中心にある、いくつもの小さな部屋に分かれたアパートメントのようなギャラリーを選びました。
幾度も塗り重ねられた壁、何千何万回も人が行き来した床、触れ続けた扉のノブ。長い年月を経て生まれた人の生活という静かで美しい形跡や、流れた時間を想像したくなる特別な空間での展示。
スピード感があり華やかなパフォーマンスの展示が多くを占めるミラノサローネにおいて、家具という存在の意味そのものを問いかける、そんな特別なエキシビションになることでしょう。
空間と家具をつなぐもの
新作を含む、全アイテムを展示します。より日常を想像させる場であるために、ファブリックやミラー、照明やセラミックのオブジェクトなどが、空間と家具の関係をゆるやかにつなぎます。これらのオブジェクトは、KARIMOKU NEW STANDARDに参加するデザイナーが、他のブランドやプロジェクトで生み出した作品です。
日常にかかせない「食」
食事の時に座る椅子、食事を置くテーブル。日常にはかかせない「食」と連動した展示を行います。
“daily sense of happiness” というアイデアのもと、「食」を切り口に新しいデザインコンセプトを生み出すことを目標にかかげ活動するイタリア人女性デザイングループ、アラベスキ・ディ・ラッテを迎え、KARIMOKU NEW STANDARD のエキシビションに、「食」という視点でのインスタレーションを加えます。また、一日限りのスペシャルなフードイベントも開催。(4月19日17:00~21:00)
CONCEPT
世界が求める新しい普遍
2009年、クリエイティブディレクターに柳原照弘を迎え、国内外で活躍する気鋭デザイナーたちのアイデアを結集してスタートしたKARIMOKU NEW STANDARDは、創業70余年の歴史を誇るカリモク家具の中で、もっとも革新性に満ちたブランドです。コンセプトは、一過性の流行やステイタスで終わらない、日常の暮らしに溶け込む「スモールオブジェクト」。ユーザーの個性や嗜好性に応じて、ひとつずつ生活空間に取り入れることのできる高品質なアイテムは、多様化するライフスタイルに応えるフレキシビリティと機能を兼ね備えるだけでなく、時代が求める新しい普遍性を有しています。
自然と共生するテクノロジー
創業以来70余年、森の恵みを受けて成長してきたカリモク家具は、森林保全や林業地域の活性化など、日本の森が抱える課題に、木製家具メーカーとしてできることは何か? を考え続けてきました。KARIMOKU NEW STANDARDは、サスティナブルな木材利用を通じて、森そして地球環境のバランスを取り戻すための、新たな挑戦でもあります。カエデ、クリ、ナラなど、主に紙パルプ原料のチップにされ、有効活用されることがなかった国内の広葉樹を材料に用いたのも、そのためです。伝統が培った家具製作のノウハウと革新的なテクノロジー、そして森の豊かな恵みを次世代へ、という想い。KARIMOKU NEW STANDARDには、それらがしっかりと息づいています。
—————————————————————————-
【カリモク ミラノサローネ2012】
この展示会では、2011年春に発売をスタートした新ブランド「HARU」、人に優しい家具づくりとして人間工学に基づいた「座り心地研究」から生まれた椅子と、床材や好みに合わせて樹種を選べる「プレミアムオーダー」を世界にお披露目します。また、ブース内には、カリモクの研究、木工・塗装技術、環境などの取組み全般についてご紹介するスペースを設置します。ぜひこの機会に見て触れてご体感下さい。
12-002-04.jpg
「HARU」
木の命を大切に生かす
カリモクは木製家具メーカーとして、森林保全や林業地域の活性化にいち早く取り組んできました。国産の広葉樹の多くは小径木で、品質にばらつきがあるため家具用材に不向きとされ、そのほとんどが紙パルプの原料となるチップにされてきました。この貴重な森林資源を、より有効に活用するためにカリモクにできることは何か―。そのチャレンジが、広葉樹の小径木を家具用材として蘇らせることでした。樹種ごとの特質を見極めながら、素材としてのさまざまな可能性を追求していくこと。手間をかけ、カリモクの技術力を結集して、木のいのちを大切に活かしきっていくこと。デザイナーに小林幹也を迎えてスタートしたHARU。その最初の取り組みでは、木目の美しさから高級家具に用いられてきた東北のナラ材を使用しています。こうした取り組みを通じて、かつて里山の広葉樹林が果たしてきた循環型の生態系の回復や林業の活性化に貢献したいと願っています。
「住空間に圧迫感を与えず、存在を主張しすぎず、どんな生活空間にも調和して、心地よい佇まいを醸し出す家具」—-デザイナーの小林幹也がHARUに込めた思いがここに集約されています。テーブルも椅子もソファも、脚はすっきりと細め。「貫」(脚部の補強材)を使っていないので、軽やかさがより際立っています。テーブルの天板の裏側をゆるやかに面取りすることで重量感をやわらげ、椅子の座面の桟にもかすかな曲面を設けて手触りでも軽さが感じ取れるようになっています。細部にこだわった何気ないデザインの積み重ね。軽やかで美しいフォルムの秘密は、こんなところにも隠されています。
6_161_1.jpg
「座り心地研究」
体への負担をやわらげる椅子への要望は高く、カリモク家具はそれに向けいち早く取り組んできました。代表的な椅子では8年間で13万台を販売しています。圧倒的なサンプル数をもって、からだの寸法や体圧分散など膨大なデータをもとに開発を進め試作を重ねます。この段階でなるべくたくさんの人に座ってもらい、その声をもとに何度も修正を加えていき、普遍性のある「座り心地」を目指しました。
※ダイニング&デスクチェア
ベーシックなデザインながら、独特のシート&もたれ形状が、からだへの圧迫を軽減・分散し、背骨を正しく、腰部をほどよくサポート。からだにやさしく快適な座り心地を実現。
12-002-06.jpg
「プレミアムオーダー」
世界の銘木を身近で味わえる、プレミアムなオーダーメニュー。部屋の床材や好みに合わせて、ソファ、テーブル、椅子やテレビボードなどのアイテムを、オーク、メープル、ブラックチェリー、ウォールナットの4タイプから樹種を選んでオーダーしていただけます。素材はすべて天然木。自然の表情や、変化してゆく色艶をお楽しみ下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

アーカイブ

キーワード検索