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『秋の一枚板展』3日目です。

わーい(嬉しい顔)みなさまとのステキな出逢いをたのしみにしている天然木無垢板たち
【楢】幅1800 奥行850 厚さ60
180.ナラ・セ4368.JPG
ナラ(楢)とは、ブナ科(Quercoideae)コナラ亜科(Quercoideae)コナラ属(Quercus)コナラ亜属(subgenesis Quercus) のうち、落葉性の広葉樹の総称。 英語名 オーク oak。
日本では、コナラやクヌギ、アベマキなどは暖帯の照葉樹林帯の植物であり、常緑広葉樹林に混じって出現する。また、照葉樹林が繰り返し伐採を受けると、代償植生としてこれらの木が優占する森林が成立する。武蔵野などと呼ばれるものがこれにあたる。またコナラは、さらに寒い温帯にまで広がる。
里山という言葉は、このような森林を想定して使われることが多い。
ミズナラは、ブナ林などに混じって温帯の落葉広葉樹林の重要な構成樹種となる。伐採すると大量の水を噴出することから水楢(ミズナラ)ともいう。
クヌギはカブトムシ、クワガタムシが樹液を吸いにやって来る木の定番である。
高級家具の材料に用いられる。
ナラから造られた木炭は断面が美しいことから、茶の湯の炭に用いられることが多い。
薫製のスモークチップに用いられる。
ウイスキー 酒樽
素材 – ヨーロピアンオーク(欧州)、ホワイトオーク(北米)が中心。日本のサントリーなどでは、ミズナラも併用する。
英語のoak(オーク)という単語(他のヨーロッパ言語も同様)はナラ、常緑性のカシのみを指す言葉はライヴオーク (live oak) であり誤訳である。英国に分布する oak はナラに相当する。
ロンドン郊外のエプソム競馬場で行われるオークス (The Oaks Stakes) は、創設者のダービー卿の義理の伯父であるジョン・バーゴイン将軍がエプソムの領地に別荘を構えたとき、庭にあった大きなオークにちなみこの領地をオークスと名付けたことに由来する。
【檜三枚ハギ】幅2000 奥行920 厚さ50
200.桧・A537.JPG
ヒノキは、日本では建材として最高品質のものとされる。加工が容易な上に緻密で狂いがなく、日本人好みの強い芳香を長期にわたって発する。正しく使われたヒノキの建築には1,000年を超える寿命を保つものがある。
木目が通り、斧や楔で打ち割ることによって製材できるヒノキは古くから建築材料として用いられてきた。既に『古事記』のスサノオ神話の中で、ヒノキを建材として使うことが示唆されている。特に寺院、神社の建築には必須で古くから利用された。そのありさまは、大阪府の池上・曽根遺跡で発掘された弥生時代の神殿跡に見ることができる。飛鳥時代のヒノキ造りの建築はすぐれたものが多く、法隆寺は世界最古の木造建築物として今日までその姿を保っているほか、主として奈良県内に存在する歴史的建築物はいずれもヒノキを建材としたことによって現存するといって過言ではない。もっとも、その有用性ゆえに奈良時代には大径材は不足をきたしていた。
このヒノキ材枯渇のありさまが、東大寺の歴史からうかがえる。創建当時の東大寺は近畿地方各地の山林で得られたヒノキ材で建造されていたが、平安時代後期の治承年間(1177年 – 1180年)、平重衡の南都焼討によって炎上する。鎌倉時代に東大寺を復興した重源らは、森林資源が枯渇した近畿を諦め、はるか周防国や長門国までヒノキの大径材を求めた。戦国時代末期に松永久秀の東大寺大仏殿の戦いで再度炎上した大仏殿は江戸時代初期に再建されたが、その時期には諸大名による大城郭や城下町の建設も相まって大木の払底をきたしていた。結果、大仏殿の間口を3分の2に縮小し、用材もヒノキは諦め、ケヤキの心材をスギの小材で覆い、金輪で締め上げた一種の集成材を柱として使用している。しかし、虹梁と呼ばれる2本の梁はどうしても無垢材を使用する必要があり、日本中を廻った末にようやく日向国でアカマツの巨木を発見、のべ10万人以上の人員を使用して奈良まで運び、大仏殿はめでたく完成した。
現在では一般家庭でも多く使われ、特に和式の様式を持った建築物に高級材として使用される。
伊勢神宮では20年に一度、社を新しく建て替える式年遷宮と呼ばれる行事が行われ、大量のヒノキ材が必要となる。古くは伊勢国のヒノキを使用していたが、次第に不足し、三河国や美濃国からも調達するようになった。18世紀には木曽山を御杣山と正式に定め、ここから本格的にヒノキを調達するようになった。
明治時代になって、調達の困難さが明治天皇にまで伝わるところとなり、恒久的な調達を可能にするため神宮備林においてヒノキを育成することになった。さらに大正時代に入り、伊勢神宮周辺に広がる宮域林においてヒノキを育成することになり、植林を行った。これらの植林計画は、樹齢200年以上のヒノキを育成することを目標としており、長期的展望に立った計画である。
また、この時期、台湾を統治した日本は、変種のタイワンヒノキや同属異種のタイワンベニヒノキ Chamaecyparis formosensis の大木を求めて森林鉄道を敷設し、日本本土にも輸送を行い、一部は神社建築にも使用した。
木曽山の神宮備林は1947年(昭和22年)に廃止されて国有林に編入されたため、その後はこの国有林からヒノキを購入して式年遷宮を行っている。伊勢神宮の式年遷宮後、前回の式年遷宮で使用されたヒノキ材は日本全国の神社に配布され、新たな神社の社殿となる。
【くるみブックマッチ】幅2000 奥行820 厚さ30
200・クルミ(ブックマッチ).JPG
ブックマッチとは、もともと一本の木の隣り合わせだった2枚の板を、面していた側を本の見開きのように組み合わせ、スリットを持たせて接合した、左右対称の木目を楽しむ板です。
材料は一枚板テーブルと同等のものを使用します。
ただし、ブックマッチの美しさは同じ模様が左右対称に並ぶことにありますから、製材をした時点でブックマッチに向いていると思われる木だけを、ブックマッチテーブルに仕立てることになります。
製材後の板は、加工後の反りやねじれを防ぐために、1年以上自然乾燥させます。
特に、ブックマッチテーブルは2枚で一対ですから、その乾燥条件も同じになるように配慮する必要があります。
竹田家具様.jpg
九月、竹田家具の店内は森になります。
『 秋の一枚板展 』
【天然木無垢板各種50枚以上展示】ウォールナット・ブラックチェリー・オーク・ねむの木・栃・タモ・ケヤキ その他多数ご用意致しております。 
【開催日】 九月一日~九日
【場所】 和田山 竹田家具
【お問合せ】 電話1(プッシュホン)079-672-3456
【営業時間】 十時~十八時半

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