~MAGIS「Football Tape」について(MAGIS社より)~
イタリアでは第二次世界大戦後、おもちゃさえ持っていない子どもたちがたくさんいた。
そのため、限られた乏しい材料でおもちゃを作らなければならなかった。
その材料の一つが、家庭にあった粘着テープだった。
彼らは粘着テープでできたサッカーボールを生み出した。
(たいていは、ボールを重たくするために、ぼろ布もテープと一緒に作われた。)
これが、戦後からの歴史である。
今日のFootball Tapeは、材料をリサイクルし再利用できる、
エコの観点から見ても良い例である。
全てのMetooアイテムがそうであるように、
Football Tapeは子どもたちの精神の発育を助ける。
心理学者も、最新のおもちゃは複雑すぎると認めている。
複雑すぎるおもちゃでは、子どもたちは一通りの遊び方しかできない。
小さなミニカーを例にとってみても、子どもたちはそれを使ってミニカーとしてしか遊べない。
プラスチック製の動物たちを使った農場セットにしても同じことだ。
しかし、それがダンボールの箱だったら、タイヤや窓、ハンドルを描いて車にもできるし、 色々な動物と仮定して農場を作ることもできる。
レジスターと仮定してお店ごっこをすることもできるし、宝物を入れておく特別な箱にもできる。
もしテープだったら、それでサッカーボールを作ることができたり、ペン立てをデコレートしたり、事故でけがをしてしまったテディベアの包帯にしたりできる。
つまり、テープのようなシンプルな材料が、 子どもたちの創造力をもってすれば、幾通りもの物に変わる。
また、このファンタジーは、子どもたちの創造力を刺激する。
付け加えれば、複雑なおもちゃは、既製品で、子どもたちは何も付け加える必要がない。
自ら考え創造する力を鍛えることができない。その力こそ鍛えるべきものであるのに!
もし子どもたちが既製のおもちゃを前にしたら、しばらく遊んでから手放してしまうだろう。
さもなければ、中身がどうなっているのか見るためにおもちゃを壊してしまうか・・
これらの観察は優秀な心理学者によるもので、私たちMAGISは、Metooのアイテムについて考える中で、
このような調査などを研究した。
現在、MAGISのFootball Tapeは世界中の託児所や発展途上国においても販売され、多くの子どもたちに愛されている。
- 2014年05月30日
- 日記
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